エアブラシ塗装実践

• 塗料の希釈(濃い目)
• 塗装前の塗料の濃度チェック
• 乾燥(ドライブース)
• マスキング
• サフ塗装は数個単位になっても良い

• 塗料の希釈(濃い目)
  　私は、1回の塗装でしっかりと色を乗せるようにしているため、塗料を濃い目に、雫を垂らしても水滴が僅かに乗るか乗らないか程度にしている。
  　これは色の隠蔽力に依らず、1回の塗布(一往復)で色が完全に乗るわけでは無いと言うことである。
  　黒の塗装の場合、隠蔽力が高く、濃度が薄くても黒色が乗ったりするが、マスキングしている所に黒を塗った場合、濃度が薄いとマスキングの境界面に黒が染み込んで汚くなってしまうので、ある程度濃いめに作らないといけないので気を付けて欲しい。

  　ただし、仕上げのクリアーのみ高い平滑度を得るため例外的に(レベリング薄め液を使用して)さらに薄めにしている。
  　マスキングもしないし、問題ない。

• 塗装前の塗料の濃度チェック
  　プラ板とかパーツを切り離した後のランナーなどの何かでテストピースを作っておき、それに対して塗料を吹いて濃さを確かめるべき。

• 乾燥(ドライブース)
  　1回の塗装に付き、タイマーの目盛を目一杯回した時間で完全乾燥出来る。
  　ただし、レベリングうすめ液を使用した場合は、タイマー2周必要。
  　なので、晴れた日など、失敗したりしなければ一日でサフ(両面)〜クリア塗装まで持って行ける。

• マスキング
  　旧キットなど、安物キットには避けて通れないマスキング。
  　そのコツを見つけたので、公開しようと思う。

  二枚重ねにはしないこと
  　カットし過ぎなどの修正で二枚重ねにしたりすると、一枚目と二枚目の隙間に塗料が回りこんで失敗してしまうのであるx
  　なので、可能な限り一枚岩でマスキングを行なうようにすべきである。

• サフ塗装は数個単位になっても良い
  　表面処理後のサフ塗装など、何度もやりなおしの必要がある塗装は、数個単位になっても良い。
  　これは、本番塗装で同色パーツを一気に仕上げるようにするのは、塗料の混色や撹拌状態の差により色味が変わってしまう場合も無きにしもあらずだけど、サフに至ってはそのような心配は不要だからである。