サーフェイサー


 サフとは、サーフェイサーの略で、塗装の下地となるパーツ表面の仕上げとして行なう塗料である。

  1. サフ塗装
  2. サフの復活
  3. 塗膜強度
  4. サフ塗料
  1. サフ塗装
     サフ塗装は、下地が綺麗に仕上げられているかどうかを確認する作業である。
     サフ塗装を行なうと、すぐに本塗装を行ないたくなるかもしれないが、一旦呼吸を置いて、表面が綺麗かどうかを確認した方が結局後悔せずに済むのだ。
     サフ塗装の下地としての有効期間が一日しかないらしく、この制限のおかげですぐに本塗装を始めてしまった経験があるのだが、表面に傷を発見し、後悔しているx

     サフ塗装は、まだパテを塗っているのと同じ段階なのである。注意して欲しい。

  2. サフの復活
     サフ塗装の下地としての有効期間は、一日しかないらしく、集中力の続かないおぢさんにとって表面をいちいち確認していたのではすぐに時間が過ぎ去ってしまうx
     そのサフ塗装で傷が無かった場合、そのサフ塗装を復活させる方法があるのである。
     その方法とは、ラッカー薄め液をそのままエアブラシで吹きかけるだけである。
     簡単である。

  3. 塗膜強度
     塗装にとって塗膜の強さは重要である。

     そこで私は、塗装の塗膜チェックとして、サフを吹いたパーツに対してガムテープを使用して塗膜チェックを行なっている。
     こうして塗膜の強度をチェックすることにより、完成品の塗料ハゲを事前にある程度防ぐことが可能となるのである。
     塗膜チェックでハゲた部分に関してはもう一度ヤスリ直すし、ハゲなければそれはそれで問題ないからである。

     ということで、塗装済み完成品をオークションに出品する可能性がある場合などは、特に塗膜チェックを行なっておいた方が落札者にとって良いのではないだろうか。

  4. サフ塗料
     サーフェイサー塗料には、次の種類がある。
    1. サーフェイサー1000(グレー)
    2. サーフェイサー1200(グレー)
    3. フィニッシングサーフェイサー1500グレー
    4. ベースホワイト1000
    5. フィニッシングサーフェイサー1500ホワイト
    6. フィニッシングサーフェイサー1500ブラック

    7. サーフェイサーエヴォグレー
    8. サーフェイサーエヴォホワイト
    9. サーフェイサーエヴォブラック
    10. サーフェイサーエヴォフレッシュ

    使用感は、次の通りである。

    1. サーフェイサー1000(グレー)
       塗膜に艶がある。
       塗膜が比較的厚めで、重ね塗りをするとエッジが丸まったり、モールドが埋まったりするので、注意して欲しい。

    2. サーフェイサー1200(グレー)
       塗膜はつや消しである。
       塗膜が薄く、固着力もあり、おススメである。
       なお、ビンの蓋が金属の初期版を使用した限りにおいては、ガイアノーツのモデレイト(初期のブリキ缶)でうすめた場合、塗膜が形成されず、粉を吹いた表面になったので、注意して欲しい。
       この場合でも純正のうすめ液を追加混合するとちゃんと塗膜が形成されたので、安心して欲しい。

    3. フィニッシングサーフェイサー1500グレー
       塗膜に艶がある。
       下地隠ぺい力が弱く、塗膜が厚くなりがちなので、注意して欲しい。

    4. ベースホワイト1000
       塗膜に艶がある。
       塗膜の厚さは中間くらいで、下地の隠ぺい力も高く、おススメかもしれない。

    5. フィニッシングサーフェイサー1500ホワイト
       下地の隠ぺい力が弱く、そのために濃くすると塗膜が厚くなり、エッジが丸まったりモールドが埋まったりするので、注意して欲しい。

    6. フィニッシングサーフェイサー1500ブラック
       塗膜はつや消しである。
       塗膜が薄く、下地の隠ぺい力もあり、メッキシルバーの下地に使用できない以外はおススメである。

    7. サーフェイサーエヴォグレー
    8. サーフェイサーエヴォホワイト
    9. サーフェイサーエヴォブラック
    10. サーフェイサーエヴォフレッシュ


alumina from CeraMiX
Last modified: Wed Apr 14 17:31:47 JST 2021