スクラッチ作品をコンテストなどに出品することは、製作を行なった人、製作者としての気持ちは充分に理解できる。
だが、世の中の利益分配のルールに於いて、スクラッチ作品は、権利者に対する対価として版権料を支払うべきものだとも考える。
しかしスクラッチ作品はその労力から誰しもが作れるものではなく、キット使用作品に比較して数が少ないこともあり、版権料を支払うための仕組みが整備されていないのが現状である。
このため、スクラッチ作品に対する扱いが、宙に浮いているのである。
ここで提議するガイドラインは、次の通りである。
だが、それでコンテストなどに出品し、賞金などを取った場合は、権利者にも分配すべきと考える。(販売して代金を受け取った場合も同様)
分配について、コンテストに於いては本来はその主催者が扱うべきものと考えられるが、小規模のコンテストでは賞金自体が少ないことも想定されるため、各人の善意に任されているのが現状である。