(おまけその1)
ランナーを、プラセメントの一種である流し込み接着剤やレモンの皮から抽出した油であるリモネンで溶かし、より密着性の高いプラセメント、いわゆるランナーパテを作り、使用する方法がある。
しかし、このランナーパテはヒケやすく、さらに乾燥も1週間では全然足りないので、成形色を生かしたい場合やより精密に作りたい場合以外はおススメしない。
(おまけその2)
ドライブースをプラセメントの乾燥に使用するのはおススメできない。
私が使用した際は、接着面に気泡が発生し、合わせ目が逆に目立ってしまったからである。
この場合パテを使用して穴(気泡)を埋めなければならなくなった。
このラッカーパテ、買い始めはそのままでも使えるが、調色ビンに入れて保存して置くと、
これを防ぐためには、薄め液ではなく、ツールクリーナーを混入すると良い。
ツールクリーナーは、一旦固まってしまったラッカーパテを溶かす効果もあるのだ。
私はこれに、エアブラシを洗浄した後の廃液を利用している。これで勿体無くないのである。
結果、私は多少固化仕掛かった状態で使用しているが、ヘラで押し潰せば延びるので、問題なく使用できている。
ちなみに、塗装時の平滑性は良く、プラスチックとの相性も最高であり、表面仕上げに向いている。
ちなみに、塗装時の平滑性は良い。
ちなみに、塗装時の平滑性は良い。
ただし、SSP-HGは粒が粗いのか塗装時の平滑性が悪く、サフを吹いただけではSSP-HG部とプラ部の表面平滑性に差があり、SSP-HG部が目立ってしまう欠点があるので、ラッカーパテやポリパテを併用してさらに仕上げる事をお薦めする。
塗装時の平滑性は悪くない。
光を当てる時間が不十分だとプラへの食いつきが今一つである。2分も待ち続けるのは意外と長く難しい。
ヒケ埋めや筋彫りのやり直しをしようにもこのパテは固く、
また、私は暗所に保存しているため体験していないが、出しっぱなしにしておくとチューブの中で硬化してしまう恐れがあるため、使用し終わったらすぐに暗所に保管しよう。道具箱の中とかがオススメである。
パテ名称 | 固化時間 | 平滑性 | 補足/注意点 |
---|---|---|---|
ラッカーパテ | 3日(ドライブースでは連続3時間) | ○(良い) | プラスチックとの相性は最高 |
エポキシパテ | 4〜5時間 | ○(良い) | 固く丈夫 |
ポリエステルパテ | 2〜3時間 | ○(良い) | 多少脆い |
SSP-HG瞬間接着パテ(アルテコ) | 数十分〜液が古くなったら3時間 | ×(悪い) | 衝撃には強いが表面が粗い |
光硬化パテ | 2分 | ○(良い) | 固すぎて筋彫りには向かない |
道具名称 | 補足 |
---|---|
カッター | |
カッター板 | |
田宮調色スティック | |
田宮フィニッシングペーパー160番〜1000番 | |
耐水ペーパー600番 | |
両面テープ | 18mm幅をホームセンターで買うのがオススメである。
100円ショップのものは、はがしにくいのでオススメできない。 |
万年塗料皿 | フィニッシングペーパーの目詰まりを洗い流すための水を溜めておくのに便利である。
たまに、塗装をやり直すため薄め液を塗装失敗パーツひたひたになるまで浸けておくのに使用するのに便利である。 |
プラセメント | プラスチック用接着剤のことである。 |
ラッカーパテ | |
エポキシパテ | |
ポリエステルパテ | |
SSP-HG瞬間接着パテ | |
光硬化パテ | |
エッチングソー | ハセガワ製 |
ケガキ針 | |
道具箱 | 光硬化パテ保管用。 |
ドライブース | ラッカーパテを乾燥させるのに良い。
間違ってもプラセメントを使用して接着したパーツをドライブースで乾燥させてはいけない。 ただしこのドライブース、棚のすき間からパーツが落下しやすく、防ぐために網を用意して下に敷いた方が良い。 |