Setting tips.

このページでは、私がハマったことや、知っていると得をすること (損をしないこと?!) などを書いていきます。
各種設定についての参考にしてもらえばと思います。

Netscape Communicator on Win98
NAT化 iij-ppp(1)
colorls実行時 TAB位置がズレる。
dial-up and socks
lynx使用時の http_proxy設定
xterm/ktermの color設定の怪。

Netscape Communicator on Win98
　Win98で Netscape Communicatorを使っているんだけど、FreeBSDで動かしている squidを proxyに設定して使用すると、受信した文字列が化ける。
で、ある時、その化けている特定の文字が、特定の化け方をしていることに気付いた。具体的には『電磁波』が、『電・波』というように、特定の化け方をしているのであった。
　ふとそこで、受信文字列を SJISに変換しようと、間に delegateを経由するように設定してみると、化けていた文字列がちゃんと表示されるようになった。
(Netscape Communicatorからは proxyとして delegateを指し、delegateは漢字コードを SJISに変換し、さらに上位 proxyとして squidを指すように設定している。)
原因は、Netscapeと squidの相性なのか、某(なにがし)の陰謀による文字化けなのか、また delegateによる変換後の漢字コードが EUCでも文字化けが治るのかどうかなど、詳しくは調べていない。ただ、文字化けの悩みから解放されたのは確かだ。

NAT化 iij-ppp (with auto dial-up)を設定したまま放っておくと、毎晩 2時頃、勝手に dial-up接続してしまう。(笑)

解説しよう。
まずは「netstat -i」と入力してみよう。設定が足りないと、これだけで接続してしまうと思います。(*1)
上記コマンド実行時、全ネットワークインターフェースのアドレスから対応するホスト名を調べるのですが、未登録のアドレスがあると DNSを使用して外部に接続してしまうのです。
auto dial-upの設定をしているなら、当然 DNSを使用するように設定していると思うのですが、全ネットワークインターフェースのアドレスくらいは /etc/hostsや、ローカルの DNSへ登録されていることと思います。
しかァしッ、auto dial-up時の tun0の初期値である、以下のアドレスは登録し忘れているのではないですかな?
「0.0.0.0 default-route」
私はこれが足りなくて、毎晩 2時頃、勝手に接続してしまっていたのでした。(ああ、電話代がもったいない)
要は、夜中の2時に cronで実行が設定されている /etc/periodic下のスクリプト内で、「netstat -i」コマンドを発行していたのです。
これで、無駄な電話代を払わずに済む。めでたし、めでたし。

(*1) 設定が厳しかったり、甘かったりすると DNSを使用しただけでは接続しないと思いますけど、ここでは DNSを使用すると dial-upするように設定しているものと仮定しています。

colorls実行時 TAB位置がズレる。

この症状は、(知識不足/調査不足による)設定ミスであることが発覚してしまった。
要は、「stty oxtabs」を設定していたため、エスケープシーケンスの知らない tty端末ドライバがエスケープシーケンスを通常文字として解釈し、TAB位置がズレてしまっていたのだった。
問題は「stty -oxtabs」を設定する事により解決。

FreeBSD上に一般的なプロバイダ経由の dial-up環境と socks5による proxyを構築し、Win95クライアントから ICQ(でも何でも、socks5を経由するやつ)を使おうとしても、うまく動かない。

取り敢えず、socks5は inetdから起動する設定にしましょう。
それと ICQの socks5サポートもちょっとばかりあやしいので、sockscap32を入れて、ICQは INETへ直接接続している設定にして、
通信経路が ICQ -> sockscap32 -> socks5 -> INETとなるように設定しましょう。
私は (socks5経由では) ICQしか使ってないんですけど、この設定で取り敢えず使えてます。

うまく動かないというのは、ICQを立ち上げても auto dial-upはするんだけど、ICQサーバーにつながらないんですよ。いや、たまにつながる時もあるんだけど、ほとんどつながりません。
これ実は socksプロセスの起動タイミングが重要みたいです。
通常 dial-up接続を利用している場合、同じ IPアドレスになる確率は低いですよね。
でも、socks5.confには I/F名を直接書けるので、使用時に IPアドレスを取得してくれるように感じるかもしれませんが、困ったことに socks5は起動時に IPアドレスを決定するみたいなんです。
で、daemonモードで起動させると、実際に dial-upした時とアドレスが一致しないのか、まったく通信できないんです。
inetd経由で起動させると I/F名と IPアドレスが一致するみたいで、めでたく通信できたんです。よかった。

lynx使用時の http_proxy設定。
私は squidを使用して httpキャッシュさせているのですが、ftp(1)を利用して httpに掲載されているファイルをダウンロードする時のために、環境変数 http_proxyを以下のような値に設定していたのです。
setenv http_proxy http://www.xxxx.xxx:9999
ところが、この設定だと、lynxの動作がヘンになるんです。lynxを起動しても、どこにもアクセスできないんです。
それは、環境変数 http_proxyの設定ミス(?)が原因だったんです。
で、結局以下のように値を設定することによって、解決しました。(最後のスラッシュが足りなかったんですね)
setenv http_proxy http://www.xxxx.xxx:9999/
このように設定変更しても、ftp(1)コマンドによる http_proxy経由のダウンロードはちゃんと動いてます。

xterm/ktermの color設定の怪。
いやあ、これには参りました。

『/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/KTerm』内で、以下のように ESCシーケンスで切り替える色を設定していても、設定が有効にならない場合がある。
```
	*VT100*textColor0:	black
	*VT100*textColor1:	red3
	*VT100*textColor2:	green3
	*VT100*textColor3:	yellow3
	*VT100*textColor4:	blue3
	*VT100*textColor5:	magenta3
	*VT100*textColor6:	cyan3
	*VT100*textColor7:	gray60
```
(※xtermの場合は、『textColor』の部分が『color』となります)

この症状ですが、原因は他の resource定義にありました。
普通、色の設定を行なう場合、以下のような感じの値を設定しているかと思います。(まあ、微妙に違うかもしれませんが)
```
	KTerm*VT100*Foreground:	white
	KTerm*VT100*Background:	black
```
なぜかは知りませんが、以下のように resourceの頭文字を小文字にすると、app-defaults内で設定した色定義が有効になります。
```
	KTerm*VT100*foreground:	white
	KTerm*VT100*background:	black
```
実は、この症状の検証中、たまたま xtermの foregroundが違う色になっていたので ktermの resourceからコピーして設定したのですが、その時突然、いままで色設定が有効だった xtermの色変更が効かなくなったため、発見することができたのでした。
…なんだかなあ。(^^;

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