MechWarrior 4 VENGEANCE

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 この完成度の前では、もう、過去の MechWarriorなど霞んでしまう程のデキの良さというのが率直な感想だ。

 超滑らかな 3D画面や、これまた滑らかなメックのモーションもかなり良いのだけど、誰が何と言おうと一番の極めつけは、スティックコントロールに対する反応がダイレクトにゲームに反映されるという、この機敏かつ鋭敏な動作!!!
 今までのメックとはひと味もふた味も違うッ!!
 なんせ、プレイしていて、今、自分がそこにいるような感覚さえも感じることができるのだ。それほどメックの反応が良く、プレイに没頭させてくれる。
 この反応の良さのおかげで、微妙な照準合わせがかなり行ないやすく、チンたら飛んでいるヘリなんぞは ERレーザー(大)の一撃で仕留められる程、腕が良くなるのも簡単で速い。

 また、ただ画面が滑らかで操作に対して鋭敏な反応を示すだけでなく、ゲーム難易度もこれまた絶妙なくらいバランスが良い。
 敵サンも軟らかすぎず、適度に硬い。大勢で襲ってこられればたちまち自分の装甲が引っぺがされるくらいにだ。だから、戦闘でも戦略を考えさせられ、これがまたおもしろい。
 もう他のリアルタイム 3Dゲームなんてやってらんない! という程の没入度があって、有給さえあれば思わず会社を休んでしまいたくなる程楽しい。

 マジで、断然良い。

 Athlon 1.2GHz + GeForce3という 21世紀のほぼスタンダードなゲームマシン(笑)という組み合わせのおかげもあるのだろうけど、ここまで褒めるのは、3Dでここまで滑らかでなおかつ鋭敏な動作と言うのを、産まれてはじめて感じたからなのかもしれない。

 さすがは金持ちマイクロソフト。ゲームに対する要求でこれほどの完成度にまでさせるとは、まるで日本でいうところのセガそのもの。いや、セガ以上だ。ゲームハードなんて作らずに、ゲームソフトメーカーに専念した方が儲かるのでは!? と、いらぬ心配をしてしまう僕であった。

 さあ、夜が明ける前に MAD CAT MARK-IIを駆って敵基地を奇襲しに行こうではないか。

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alumina from CeraMiX
First release: Wed Nov 6 05:54:11 JST 2002
Last modified: Tue Jul 2 16:07:18 JST 2019