写真撮影は、場所や時間と言ったロケーション、そしてズーム等の画角・補助光源・露出と言ったカメラ機材の大きく二つの条件によって成り立っている。
このうちロケーションは自然相手の場合など運の要素が強く、撮影対象が決まっている場合でもほとんどの場合撮影者自らがその時間に合わせなければならない。これはその対象物によってノウハウが異なるため、一概にアドバイスすることはできない。
これに対し、カメラ機材の方は撮影者の腕前によって出来を向上させることが十分に可能なのである。
ここでは、そのうちカメラ機材に関する腕前向上のためのアドバイスを行なう。
腕前を向上させるには、まず一通り経験するのが早い。
やはり習うより慣れろ、である。
これは人それぞれ独自の味、と言うものを持つためで、その味を生かし伸ばしてその人なりの作品を作り続けてゆき、その作品を積み重ねて腕前がある一線を越えるとその人なりの作風となるのである。
最初から真似することを目的としていたのでは、どこかで見たことがあるような写真しか期待できず、真似された方も困ってしまうかもしれない。
数をこなすために、初めは JPEG形式の最高画質で撮影するのがいいだろう。
RAW形式と較べて遥かに容量が少なくて済むので多くの写真を撮ることができ、それに始めは数をこなすのが楽しくて仕方ないからだ。
メーカーにもよるが、RAWで撮影した写真は一枚一枚手作業で現像しなければならない場合があり、買って初日の撮影でいきなり数百枚、数千枚のRAWファイルを目前にして途方に暮れる、なんて笑うに笑えない話にならなくて済むようになる。
出来上がった写真を見て反省点を見つけたりするのに、普通は絞りやシャッタースピード等の撮影情報を確認したりする。
この段階で、画角をもっとこうすればいいとか、露出を補正しておくべきだったとかが判る。
露出に関しては、画面イメージ
この撮影情報は、最近のデジタルカメラ、少なくともすべての民生用一眼レフデジタルカメラ本体が撮影時に生成する写真(画像ファイル)には、必ず含まれていると言っていい。
だけど、この撮影情報を確認するのに一枚一枚エクスプローラで右クリックしたりしていたのでは、操作が煩雑すぎて比較に集中できないのではないだろうか。
と言うわけで、写真と撮影情報の比較を行ないやすくするために、とあるソフトを作成する予定である。
この文章自体がソフトの売り込みのためだと思われたかもしれないが、ここに挙げたことを実行するのも勝手だし、無視するのも勝手である。
私は腕前向上のうちのひとつのアドバイスとして、私なりの方法論を提供しただけなのである。
この考えを信じて頂けて、さらにソフトも使いたいと思ってもらえた場合に、ここに挙げたアドバイスに対する謝礼込みとしてソフト代金を払って頂ければ良いのである。
そう言う方が一人でもいらっしゃったら、それは嬉しく思うことでしょう。
以上、ご検討のほど宜しくお願い致します。<m(_ _)m>